2025.12.22
食育「みんなでうどん作り」
今日は食育の一環として、子どもたちと一緒にうどん作りをしました。
身近な食べ物が粉からできていく様子を見たり触れたりしながら、食べることへの興味や「自分で作る楽しさ」を味わうことをねらいとしました。
はじめに、うどん作りが出てくる「うどんできた!」の絵本をみんなで読みました。
絵本を通して、「うどんってどうやってできるのかな?」と想像をふくらませてから活動に入ることで、子どもたちの期待が高まっている様子でした。

次に、管理栄養士のみどり先生から、うどんの材料や作り方についてお話を聞きました。
小麦粉・水・塩だけでうどんができることや、こねたり踏んだりする理由を、子どもたちにも分かりやすい言葉で教えてもらい、「早くやってみたい!」という表情がたくさん見られました。

ボウルに入った粉に水を加え、手で混ぜていくと、さらさらだった粉が少しずつまとまり、もっちりとした生地に変わっていきます。






袋に入れた生地を足で「ふみふみ」と踏むと、感触を楽しみながら、体全体を使ってうどん作りに参加していました。



よく踏んで休ませた生地をのばし、子どもたちは型抜きで思い思いの形を作りました。
まっすぐな麺だけでなく、一人ひとり違う「自分だけのうどん」ができあがり、「うさぎさん!」「ほし!」と嬉しそうにしていました。


出来上がったうどんは、給食室で茹でてもらい、給食の時間にみんなでいただきました。


自分たちでこねて踏んで型抜きしたうどんは特別おいしかったようで、「おかわり!」の声もたくさん聞かれ、普段よりも箸がすすむ様子が見られました。



今回の活動では、
1.食べ物ができるまでの過程を知ること
普段、子どもたちが目にするうどんは、すでに麺の形をしてお皿に乗っています。しかし、元をたどれば「白い粉」と「水」と「塩」だけ。今回の活動では、魔法のように形が変わっていく不思議さや、手間ひまをかけて作られる過程(プロセス)を体験しました。さらに、型抜きをすることで「自分が形作ったものが食べ物(うどん)になる」と捉えやすいように工夫しました。
粉と水と塩が変化する様子を目の当たりにすることで、食材への探究心や、作ってくれる人への感謝の気持ちの芽生えを大切にしています。
2.粉の感触や生地のやわらかさなど、五感で味わうこと
乳幼児期において、触覚や嗅覚を通した刺激は脳の発達に欠かせません。サラサラとした粉の軽さ、水を吸った生地の粘り気、そして踏みしめた時の強い弾力(コシ)。これらをただ触るだけでなく、「どんな匂い?」「どんな音?」と五感を総動員して味わいました。
デジタルな体験が増える現代だからこそ、こうした「直接的な原体験」を大切にしています。
3.友達と一緒に作り、できたものを一緒に食べる喜びを感じること
「一人で作る」のではなく「みんなで作る」ことにも意味があります。生地を踏む大変さを共有したり、交代で応援し合ったりすることで、協同性が育まれます。そして何より、自分たちの手で作り上げたという達成感が「みんなで食べるとおいしいね」という体験に繋がります。
これからも子どもたちの心を満たし、食への意欲を自然な形で引き出し「食べることって楽しい」「作ってみたい」という気持ちを育めるような食育の機会を続けていきます。