2026.01.23
食育「おみそ造り」
まだまだ冷たい風が吹く季節ですが、子どもたちは毎日元気いっぱいに遊んでいます。
さて、万博公園ふぁみりは学園では先日、食育活動の一環として「お味噌造り」に挑戦しました!
毎日のお給食のお味噌汁でおなじみの「お味噌」ですが、一体何から、どうやってできているのでしょうか? 今回は、子どもたちと一緒にお味噌のヒミツに迫るべく、3日間にわたってじっくりと味噌造りを行いました。その様子をご紹介します♬
1日目は、お味噌の「材料」との触れ合いからスタートです。 子どもたちの目の前に用意されたのは、「大豆」「お塩」「麹(こうじ)」の3つです。

「これはなんだろう?」と不思議そうに覗き込む子どもたち。
実際に触ってみて、「お豆、カチカチだね!」「お塩はサラサラ〜」「麹ってなんだかフワフワしてる!」と、それぞれの感触の違いや匂いを五感を使って感じました。



材料に触れた後は、完成しているお味噌のお味見タイム! 指先にちょっぴりつけてペロリと舐めると……



「しょっぱーい!!」と目をギュッとつぶる子、「おいしい!」とおかわりをリクエストする子など、可愛らしい反応がたくさん見られました。あのカチカチのお豆やサラサラのお塩から、このお味噌ができるなんて、なんだか不思議ですね。
2日目は、昨日触ったカチカチの乾燥大豆が、お水を含んでお鍋でグツグツと茹でられた姿に変身して登場です!糀も塩と混ざって、変身しています!


茹で上がった大豆の湯気と甘い香りに、子どもたちの目もキラキラ輝きます。
昨日は硬かったお豆がふんわり柔らかくなっています。
「お味噌になる準備ができたみたいだね!」と、明日のメインイベントに向けて期待が高まりました。
いよいよ最終日!3日目は大仕事、「お豆潰し」です。 柔らかくなった大豆を厚手の袋に入れ、みんなで力を合わせて潰していきます。





「美味しくなーれ!美味しくなーれ!」
小さな手でギュッギュと押したり、両手で優しくモミモミしたり。 まるで粘土遊びのように、お豆がどんどんペースト状になっていく感触を夢中で楽しんでいました。
途中で、プリントしてある写真を見ながら「こういう風になるのか」とお勉強タイムを挟んだりしながら、最後まで一生懸命頑張る姿がとっても頼もしかったです!
みんなで頑張って潰したお豆に、塩と麹を混ぜ合わせて容器に詰めたら、お味噌の「仕込み」は無事に完了です!あとは当園のふぁみりはキッチンのお仕事!
混ぜて、味噌玉をつくり、並べて、潰します!!





今回仕込んだお味噌は、これからお部屋の暗くて涼しい場所で「おやすみなさい」をして、ゆっくりゆっくり美味しくなるのを待ちます。お味噌になるまでには、少し長い時間がかかります。

「いつ食べられるの?」と聞かれると来年の秋になってしまうので、子どもたちは覚えているかなぁ?と少し気がかりですが、 自分たちで作ったお味噌の味は、きっと格別でしょう。
🌟食育として大切にしたこと🌟
1.食べ物ができるまでの過程と、かかる「時間」を知ること
普段、子どもたちが目にするお味噌は、すでにできあがった状態です。しかし、元をたどれば「大豆」「塩」「麹」からできています。今回の活動では、それらが混ざり合い、さらに長い時間をかけて、ゆっくりと美味しく変わっていく不思議さや、手間ひまをかけて作られる過程(プロセス)を体験しました。 お味噌になるまでじっくり待つことで、食材への探究心や、食べ物への感謝の気持ちの芽生えを大切にしています。
2.食材の変化や匂いなど、五感で味わうこと
乳幼児期において、触覚や嗅覚を通した刺激は脳の発達に欠かせません。1日目の硬い大豆の感触、2日目の茹で上がった時の大豆の匂いや柔らかさ、3日目の豆を潰す時のペースト状になっていく感触。これらをただ見るだけでなく、「どんな匂い?」「どんな手触り?」と五感を総動員して味わいました。 デジタルな体験が増える現代だからこそ、こうした「直接的な原体験」を大切にしています。
3.友達と一緒に作り、完成を心待ちにする喜びを感じること
「一人で作る」のではなく「みんなで作る」ことにも意味があります。大豆を潰す大変さを共有したり、「おいしくなーれ」と声を掛け合ったりすることで、協同性が育まれます。そして、すぐには食べられず「じっくり待つ」という経験が、「みんなで作ったお味噌、早く食べたいね」という未来への期待や食べる意欲に繋がります。
4.日本の伝統的な食文化に触れること
お味噌は日本の伝統的な調味料です。昔から受け継がれてきた「お味噌造り」を実際に体験することで、自分たちの国の豊かな食文化に触れ、親しみを持つきっかけにしてほしいと願っています。
5.日常の食事(給食)との繋がりを感じること
「このお味噌が、いつも飲んでいるお味噌汁になるんだよ」と伝えることで、日常の食事との繋がりを感じられます。自分で作った特別なお味噌なら、普段は少し苦手な食材も「食べてみよう!」という意欲に繋がると期待しています。
6.手先・指先の発達と身体の使い方を学ぶこと
小さくて硬い大豆を指先でつまむ繊細な動きから、袋に入った大豆を両手をつかって力いっぱい潰すダイナミックな動きまで。お味噌造りの工程には、遊びを通して手先や身体の発達を促す要素がたくさん詰まっています。
これからも子どもたちの心を満たし、食への意欲を自然な形で引き出し「食べることって楽しい」「作ってみたい」という気持ちを育めるような食育の機会を続けていきます。
美味しいお味噌ができあがる日を、どうぞお楽しみに!