万博公園ふぁみりは学園

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お知らせ

イベント

2025.11.14

【アートが園にやってきた】光と色があふれる大きな布づくり!

先日、園ではとても素敵な「布のイベント」を開催しました。

今回は、テキスタイルデザイナーとして活躍されている庄司はるかさん@shoji.haruka)をお迎えし、みんなで一つの大きな作品づくりに挑戦しました。

庄司さんは、ホテルや図書館など様々な空間のカーテンやテキスタイルを手がけられている「布のプロフェッショナル」です。

そんな庄司さんと一緒に作り上げる作品は、「大きな薄い布に、色とりどりの布を貼って遊ぼう」というもの。

■ 夢中になる子どもたち

会場に広げられたのは、向こう側が透けて見えるような、ふわっとした大きな薄手の布。そこに、たくさんの種類の四角い布のかけらを、ペタペタと自由に貼っていきます。

「次はどの色にしようかな?」
「ここにも貼っちゃおう!」

最初は不思議そうにしていた子どもたちも、いざ始まると想像以上に夢中に!
小さな手で一枚一枚、真剣な眼差しで布を選び、貼っていく姿がとても印象的でした。色と色が重なり合ったり、意外な場所に貼ってみたり……子どもたちの自由な感性が爆発していました。

■ 光に透ける、世界にひとつのカーテン

みんなで夢中になって貼っていくうちに、真っ白だった布が、あっという間に色彩豊かな作品に変身しました。
完成した布を光にかざすと、薄い布を通してやわらかい光が差し込み、貼り合わせた色とりどりの四角い布たちがステンドグラスのように浮かび上がります。

風に揺れる様子や、光の加減で見え方が変わる様子に、「わあ、きれい!」「すごーい!」と子どもたちからも歓声が上がりました。
ただ貼るだけでなく、光や風を感じながら「布」という素材の面白さに触れる、とても贅沢な時間となりました。

■ この体験を通して、子どもたちに育まれるもの

今回のワークショップは、ただ楽しいだけでなく、子どもたちの心と体の成長にとっても、とても大切な要素がいっぱい詰まっていました。

🌟豊かな感性を育む(視覚・触覚)
「透ける布」と「透けない布」の違いを感じたり、光に当たって色が変わる様子を発見したり。同じ「布」でも種々の素材や色に触れることで、視覚や触覚などの五感が刺激され、豊かな感性が磨かれます。

🌟「自分で決める」力を伸ばす(主体性)
「どの色を選ぼう?」「どこに貼ろう?」と、正解のない中で自分で選択を繰り返すプロセスは、子どもたちの主体性や表現力を自然と引き出します。子どもたちも、色々な布を貼っているうちに「◯◯の布がほしい!」と好みが出てくるんです。

🌟みんなで作り上げる喜び(協調性)
一人ひとりが貼った小さな布が、最後にはひとつの大きな作品になる体験。お友だちと同じ空間でひとつのゴールに向かうことで、自分も集団の一部であるという安心感や、みんなで成し遂げる達成感を味わうことができました。

🌟「多様な大人」との出会い(社会性)
いつも一緒に過ごす先生や家族とは違う、「アーティスト」という外部の大人と触れ合うことは、子どもたちにとって新鮮な刺激になります。「世の中にはこんな素敵なことをする大人がいるんだ」という発見は、子どもたちの小さな社会を広げ、人への興味や好奇心を育む大切なきっかけになります。

■ これからも、色々な体験を

今回のイベントを通して、子どもたちの集中力や、美しいものを素直に楽しむ心に改めて驚かされました。素敵な時間を一緒に作りあげてくださった庄司はるかさん、本当にありがとうございました!

園ではこれからも、こうした「布イベント」をはじめ、子どもたちの感性を刺激するような様々なイベントを企画していきたいと考えています。

次はどんな体験が待っているかな、どうぞお楽しみに☆


【今回の先生】

庄司はるか(@shoji.haruka
テキスタイルデザイナー

イギリスの美術大学を卒業後、建築設計事務所、テキスタイルデザイン事務所勤務を経て2018年独立。建築空間向けのカーテンやソファ生地のデザイン制作を中心に、テキスタイルを用いた作品制作も行っている。

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